「ちょっと今から仕事やめてくる」を観てきました。
なにげなく「CMで見たあの映画、おもしろいかな~」ぐらいの期待値で観賞に。
ふらっと観に行ったはずが劇場出る時には感動していて…。
「こんないい映画だったとは…。イケメン俳優、福士蒼汰さんを起用して女性票獲得しに走ってると思っててごめんなさい。」と心の中で謝罪しました(笑)
福士蒼汰さん、工藤阿須加さんの演技力にとにかく圧倒された。
少し感想を書きます。
原作は小説
小説「ちょっと今から仕事やめてくる」 著:北川恵海
を原作に作られた実写映画です。
原作は、2017年6月現在で70万部を超えるヒット作になっています。
第21回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞した超話題作。
映画は、2017年5月27日に公開されたばかり。
【福士蒼汰、工藤阿須加】のダブル主演。
あらすじ
ブラック企業に勤めるアオヤマ(工藤阿須加)が「会社、仕事、生きること」に嫌気がさして、自暴自棄になり電車に飛び込もうとする。
そこに、謎の青年ヤマモト(福士蒼汰)が現れ、身体を引っ張られ命を救われる。
ヤマモトとの出会いがきっかけで、アオヤマの人生が変わり始める…
感想
生きること、働くこと、家族への想い…色んな感情を引き出してくれる映画だと思います。
劇中、何度も涙腺を攻撃されるシーンがあって…。
特に自分がやられた~というところだけ書き残しておきます。
度重なるパワハラや長時間労働で再び自殺しようとしたアオヤマと、それをひきとめるヤマモトの会話の場面。
ヤマモト「お前の人生、誰のためにあると思う?」
アオヤマ「え…自分の…ため?」
ヤマモト「それもある。でも、お前を大切にしてくれてる家族のためでもある。~中略~ 帰ろうや、たかし。(実家に)」
あ、セリフは一言一句違わず書けてはいませんので、雰囲気で(笑)
ヤマモトは、「自分の人生は自分一人で完結できるものじゃない」という沁みるメッセージを投げかけてきます。(ここまでヤマモトが人の命に熱くなる理由は劇中で明らかになります。)
1年以上帰っていない実家に帰ったアオヤマは、親に対して「俺がもし仕事やめるって言ったらどうする?」と問う。
親は動じず、「いいんじゃない?」と答える。
戸惑うアオヤマに対し、
母親が「人生、死ななければ案外なんとでもなるものよ。」と。
死にたくなるほど仕事に悩んでる人や、そんな子を持つ親…。
現代社会を取り巻く労働環境を見事に投影した作品。
メッセージ
この作品で感じたメッセージ、一言でいうと
「社会人よ!!!生きるのやめるか、仕事やめるかの2択で悩むな!!」
生きることに前向きに、誠実になれる映画なんじゃないかと思います。
工藤阿須加さんの追い込まれる演技も見事ですし、吉田鋼太郎さんのパワハラ上司の演技もムカつくほどにクソ上司で最高です。