
「さっぽろ雪まつり2018」が2月12日に終了し、254万3000人の観光客が札幌を訪れました。世界的な人気イベントですね。いまや、世界の「SAPPORO SNOW FESTIVAL」。
(参考記事)
そんな札幌を代表する一大イベントの「さっぽろ雪まつり」。昨年2017年度の来場者数は、今年よりも”10万人”多い”264万3000人”でした。
なぜ、今年は10万人減ってしまったのか?気になったので色々と考えてみました。
2017年は歴代最多の来場者数だった
(参考記事)
「こ、今年が少なかったんじゃない!去年が多すぎたんだ!」っていう見方もひとつありますね(笑)
メインの大雪像、2年連続ファイナルファンタジー問題
雪まつりのメインの大雪像、特に4丁目会場は、いわば「その年の雪まつりの顔」といえます。今年の顔は、去年の顔と同じだったんですね。
2015年 スターウォーズ
来場者数:235万人
2016年 進撃の巨人
来場者数:260万9000人
2017年 ファイナルファンタジー
来場者数:264万3000人
2018年 ファイナルファンタジー
来場者数:254万3000人
「今年もファイナルファンタジーなの?じゃ、去年見たしなんとなくわかるわ。行かなくていいや。」って、思った方も少なからずいると思う。
もちろん「ファイナルファンタジー」という同じ題材でも中身は全然違いましたし、プロジェクションマッピングの技術などは、格段に上がっています。せっかくすごいんだから、同じだと思われない工夫が必要なんじゃないかな…?
平昌オリンピックとダダかぶり
ひらまささんと同時期だったのがイタイ。すいません、ピョンチャンオリンピックでした。
2月9日から開催されている平昌オリンピックの影響もあるはず。オリンピックやスポーツが大好きな人にとっては「オリンピック>雪まつり」だったのではないでしょうか。
インフルエンザ大流行
2018年は、異常なほどインフルエンザが猛威をふるっています。A型、B型両方かかった人もいるみたいですね。行きたくても来られない人が多かったかも知れません。
中国の旧正月「春節」のズレ
中国人観光客の影響もあるはず。そう思ったので、中国の旧正月「春節」の時期を比べてみた。
中国では、正月休みの日取りがその年によって変わるので、毎年連休時期が違うんですよね。
調べてみると、
2017年の春節は、「1月27日から2月2日」の7日間
2018年の春節は、「2月15日から2月21日」の7日間
でした。
それに対して、雪まつりの開催時期は
【2017年度】
大通り、すすきの → 2月6日から2月12日
つどーむ → 2月1日から2月12日
【2018年度】
大通り、すすきの → 2月5日から2月12日
つどーむ → 2月1日から2月12日
春節が始まるころには、2018年の雪まつりはもう終わっているんです!
去年は、2月1日と2月2日がかぶっていますので、雪と触れ合えて”外国人に人気”といわれるつどーむ会場に中国人が流れた可能性があります。
最後に
実は、今年は1日長く期間を設けたさっぽろ雪まつり。1日多くしたけど、来場者が減ってしまう結果に。プロジェクションマッピングが登場してから華やかさは増したものの、マンネリ感は否めない。
「みんなで雪像作ろう」コーナーとか、「チーム対抗雪合戦!」コーナーとか作ったら面白そうだと思うんですけどね~(笑)