札幌

え?やばい?札幌の心霊スポット「平和の滝」で森林浴してきた

札幌の心霊スポット「平和の滝」に行ってきた日記です。友人と二人で行きました。

 

気になる人はぜひ!ここね

 

以下、日記です。 

 

友人「どっか行くか」

 

高校の友人が車を出してくれたので、ぼくは助手席に乗った。

 

ありがたい話だよ。最近ひきこもりぎみだったし。こういうときに高校に通っていて良かったと思う。

 

シートベルトをしめて前を向くと、運転席からよくわからない提案が舞い込んだ。

 

友人「あ、山行く?」

 

いきなり山に行くことになった。いつも行き当たりばったりだから、たいして驚かない。

でも、本当に行くとは思わなかった。

 

ぼく「なんなの、山行くって(笑)」

 

とりあえず出かけたもんだから、行き先なんてない。計画する気すらもない。

 

友人「どの山行く?」

 

ぼく「そのへんとか?」

 

意味のない会話を繰り広げているうちに、平和の滝の近くを通った。

 

友人「このへんに平和の滝あんじゃない?今行かなかったら一生行かないぞ」 

 

ぼく「じゃあ行くしかないわ(運転しないし)」

 

こんな感じで、さらっと平和の滝行きが確定した。意見が食い違うこともなく、平和的に。

 

行ったことがないし、平和の滝っていうぐらいだから、いい場所なんだろう。そんな印象だった。

 

でも違ったらしい。心霊スポットなんだってね。

札幌に長いこと住んでるのに知らなかった。

 

ぼくとしては、心霊スポットよりも

「心スポめぐりしようぜ~~~~!!!ビビってんのかよ、オウェ~イ」

みたいな大学生の方が怖いので、そっちを警戒してた。 

 

「あちぃ」「あちぃな」のラリーを10回するかしないかぐらいのところで、駐車場を発見。

 

ぼく「足場悪いね。革靴履いてこなくて正解だったわ」

 

友人「ばかやろう。ちゃんと靴見てから山行くって言ってんだよ」

 

普段はデリカシーが低いのに、やけに細かいところまで見ていてゾッとする。

 

こんなに細かい気配りができるなら、彼女ができてもいいはずだ。いい男だわ。高校の頃から20キロ太ったこと以外は。

 

ろくに看板も見ずにとりあえず山道に入った。

すぐにこんなものが目に入る。

 

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2か月前にクマ出てるじゃん……

と思ったら去年の5月かよ

 

まあ、でもクマがいるという可能性はある。

 

すれちがう人がクマよけの鈴を持ち歩いているのを見て、準備不足が露呈した。

 

クマなんかと遭遇したら、とても平和には解決できない。

 

おびえながら、石だらけの山道を登る。

花に乗ったハチを撮ったりして、ハイキングを楽しんだ。

 

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友人「なんか道があるぞ」

 

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なにがあるのかわからないけど、入ってみることに。

すると、水を発見。

 

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探検みたいで楽しくなってきた。

なかなか急な土の坂を下った。

 

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下りると小さな川に着いた。

 

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自然の匂いと川のせせらぎの音で気分が癒された。心霊スポットに来てることなんか忘れた。

 

友人「お前にマイナスイオン吸わせようと思って」 

 

この探検は野生児流のヒーリングだった。自然に入ると心が洗われるね。

 

このあと、もう少しだけ登ることにした。 

看板を発見。衝撃の事実発覚。

 

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平和の滝、通りすぎてんじゃん。こわい。

あまりの無計画ぶり。メインイベントを通りすぎていた。

 

しかたない。登るときめたので、とりあえず登る。

あらたな水を発見。

 

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突き進む。

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なんと綺麗な滝。滝?滝なの?滝くん…?

 

ここは、うしろを振り返ってもいい景色だった。

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ここで恐ろしいことが起こる。

 

やはり、噂通りのタダでは帰れないスポットだった……。

 

下を見ると、ヤツがいた。

 

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キャプテン翼である。

飲みかけの翼。

「ボールは友達」のアイツだ。こわい。

 

海外ではオリベルアトムと呼ばれ、人気絶頂の彼がなぜここに。

 

追記訂正)この絵、大空翼くんではなく、松山光くんだった。見分けがつかない。こわい。

 

誰が置いていったんだろう。

 

ついにボールに見捨てられたのか。はたまた、友達のボールを川底においやってしまったのか……

 

考えれば考えるほどこわい。

 

「飲みかけのペットボトルは放置しすぎると爆発する」ということも頭に入っていたので、新型のテロかとも思った。

 

これ以上登るのはやめた。引き返すことにした。

 

友人「足にくるわ。なんで山なんか行こうって言ったんだろ…」

 

ぼく「アドベンチャーみたいで楽しいじゃん。」

 

友人「お前の好きな映画?」

 

ぼく「それはアベンジャーズ」 

 

そんなことを言いながら、来た道を戻った。

あっという間に駐車場まできた。

 

友人「平和の滝、どこ?(笑)」

 

そう言いながら、帰ろうとしていたそのとき、後ろを振り返ると

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目の前に階段があった。

なんと、車をとめた真後ろに入口があった。こわい。

 

気づかなかっただけなのか、あるいは、ある条件を満たしたら階段が現れるシステムなのか。これは、おそらく後者だ。

 

階段を降りた先には、正真正銘の「平和の滝」があった。

 

「平和の滝 やばい」「平和の滝 怖い」

と検索候補に出てくる場所とは思えなかった。

 

滝こそ小さいけれど、深呼吸するとマイナスイオンが入ってくるような気がした。

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滝つぼはジャバジャバしていて、地面がうがいしているみたいだった。

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こんな神秘的なところが心霊スポットだなんてピンとこなかった。

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夜にくると怖いのかもしれない。

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Googleの検索結果には現れないものもあるんだなと感じた日だった。

 

食べログで評価が低いから行かないとか、

一部の人が叩いてるから批判するとか、

そういうことはやめようと思った。 

 

たまには自然で息吸うのもいいかもね!

おわり!