僕は、kiroroの「未来へ」が大好きです。東南アジアのマレーシアへの旅行がきっかけで好きになりました。
マレーシアに訪れる前は、特にkiroroの曲を意識したことはありませんでした。全然kiroro世代じゃないし…
なのに、現地でこの曲を改めて聴いて「なんていい曲なんだ…」と感動しました。
名曲の逆輸入!!どんな風に逆輸入したか書いていきます。
※この記事の内容は、下のnoteにて詳しく書き直しています。読んでいただけると嬉しいです。
曲を聴きたい方は、下のリンクで聴いてきてください。
www.youtube.comきっかけはボルネオ島、サンダカンで出会ったラムリさん
マレーシアは西マレーシア(マレー半島)と東マレーシア(ボルネオ島)に分かれています。今回の出会いはボルネオの方です。マップで見てみると、こんな感じです。
左がマレー半島。クアラルンプールは左の半島の中にある。マレー半島から飛行機に乗り、ボルネオ島に向かいました。

コタキナバルという街に着き、そこからまた飛行機に乗り、サンダカンというところへ。
この、サンダカンで出会ったラムリさんとの話をこれからします。

本当に静かで何もない自然豊かな場所、サンダカン

サンダカンには、テングザルを見にきました。ボルネオ島には、テングザルの保護区があるんですよ。
どんなサルかっていうとね、こんなサルなんです。


超可愛い、もうこりゃ癒されるよ。
脱線するけど、シルバーリーフモンキーってのもいて、こいつも激カワなんです。

サルちゃんの紹介おわり。他にもマレーグマやオランウータンを見ましたよ!

とにかく、観光名物が「自然と動物」っていう場所なんですね。サンダカンってのは。
野性味あふれすぎて、公共機関なんてあってないようなもの。
車がないと行きたいところにサッと行けない!
アプリGrabで出会ったドライバーが最高にいい人だった
誰か、テングザルのところへ連れていってくれ…
そんなときにこのGrabというアプリを使ったら、救世主が舞い降りました。


「ガタイが素晴らしくて、キャップ被ってるよ…大丈夫かな…」
そんなことを思いながら行き先を伝えると、イケイケな感じでスピード早めに走り出しました。
少し経って、おしゃべりをしはじめると、なんだかすごく気さくでした。
「サンダカンは初めて?どこ行きたい?」
「前はクアラルンプールにいたけど、あそこは忙しくて、こっちの方がいいね。」
いろんな話をしてくれました。
最終的に、この人と一日を共にします。丸一日案内をしてた旅の恩人。
ラムリさんがいきなり友達に電話をかけだし、「オランウータンとテングザルを見たいらしいんだけど、どっち先にしたらいい?食べる場所はどのへんがいいかな?」という相談をしてくれて、ベストなコースで観光できたのはいい思い出です。
世の中には聖人みたいにイイ人もいるらしい。
昼食はラムリさんおすすめのカフェで食べたんですけど、マレーシア旅行の中でもトップクラスの美味しさでした。
(カレーと、塩焼きそばみたいな料理)


この土地を楽しんでほしいという気持ちがすごく嬉しかった。乗せてくれたのがこの人でよかったと思いながら、一日観光をしました。
最後に聴かせてくれた曲がkiroroの「未来へ」
ラムリさんのおしゃべりはとどまるところを知らない。サービス精神がすごくて、常に楽しませようとしてくれました。
話を聞きながら、「30(サーティ)をターティと発音したり、英語もマレーシアなまりとかあるんだなあ」とか思ってうなずいていると、「日本の漫画、アニメ、JPOPとか知ってるぜ」と笑顔のラムリさん。
「ナルト、キャプテン翼、ドラえもん、ドラゴンボール…」結構くわしい様子。車内のオーディオで日本の知ってる曲をかけはじめました。
おもむろにかけ始めたこの曲がおもしろくて、しばらく笑ったな。

FLOWの「GO!!!」で一緒に「バーーン!!!!」と盛り上がったりしました。こんなに離れた土地で、カラオケで友達とやるノリみたいな盛り上がり方できるなんて…
音楽ってすごいね。アニメってすごいね。
観光も終え、空港まで送ってもらう道で、ラムリさんが「最後にこの曲をかけるね。すごくいい歌なんだ。」と、一言。
その曲は、ラジオでよく流れたり、マレーシアのヒットチャートで1位になったこともあるらしい。
聞き覚えのあるイントロのあと、透き通る歌声が聞こえてきました。
ほら足元を見てごらん
これがあなたの歩む道
ほら前を見てごらん
あれがあなたの未来
今までちゃんと聴いたことがなかった。フルで聴いたことのない歌を、まさかマレーシアの大自然の中で聴くなんて…。
kiroroの歌声は国境を越えて愛されてるんですね。
このシチュエーションで聴く「未来へ」の浸透力はすごかった。涙目になりながら、窓を見て、そしたら泣いてる自分が写って照れくさくなって、どこを見たらいいかわからなくなりました。
そして、最後にラムリさんが一言
「またおいでね」
「ファイブスターつけてくれたら嬉しいよ」
Grabは、食べログのように「他の人にも参考になる評価」がドライバーにつくようになっていて、それが星1から星5の5段階評価なんです。
涙目で星5をつけたサンダカンの夜でした。
旅も最高だったし、ラムリさんの評価も上がるし、
win-winの「未来へ」向かって歩んだね!