
「最悪」の2文字がおどる、黒いポスター。不気味ですね~
この、なんだか怖くてグロテスクな「ヴェノム」は、MARVELファンの中ではおなじみのキャラなんです。
ちなみに、登場作品はスパイダーマン。ヴィラン(悪役)として出てきます。
もっとヴェノムを知りたい方は、こんな本もありますよ!
ヴィランであるヴェノムが、まさかのヒーロー映画の主役に抜擢されたんですね~。これはスパイダーマンファンとしては観るっきゃない。
主人公エディを演じる俳優は、トム・ハーディ。屈強な身体のあの人ですね。
ここから、スパイダーマンのスピンオフ映画「VENOM(ヴェノム)」の感想を書いていきます。
ヴェノムの特徴を活かしたアクションがかっこいい!

ヴェノムの特徴といえば、黒くてグチャグチャで自在に変化する身体。
シンビオート特有の、固体であり液体のような、なんともいえないあの質感。そこがうまく映像化されていて、戦うたびにおもしろい動きをしてくれます。
アクションシーンで言うと、中盤で長めのカーチェイスシーンがあり、これがもう~~かっこよかった!
バイクで走りながら追っ手から逃げるのを、ヴェノムが全力でサポートしてくれる。バディムービー感が半端ない。
トムハーディとバイクの組み合わせは最高ですね。ここだけで観る価値あり。
予告編で、ヴェノムの動き、質感が見られます。
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ヴェノムの最悪っぷりがあまり出ていなかった

あれだけCMやポスターで「最悪」と煽っていた割には、あまりヴェノム自体が最悪な思考や行動をとらず、どちらかというと聞き分けのいいヒーローだったのが少し残念な部分ですね。
映画のヴェノム、まあまあ言うこと聞くじゃん!
「今謝るところだぞ(元恋人に)」とか、恋愛指南みたいなこともしてくれちゃうじゃん!
ヴェノムが寄生したあと、病院で診てもらうのを阻止しようとして「ダメだ!!エディは俺が治す!!」とかかわいい発言するじゃん(笑)
高所恐怖症のエディに「飛ぶか?なんだよ、ビビりだな」と、いたずらっぽく言うのもかわいいし。
もうこのヴェノムは最悪でもなんでもなく、ただただかわいいペットのような存在に感じました。
もっと暴力的にあばれまくってほしかった。まあ、かわいいのも癒されたけど(笑)
前半は雑なところもあるけど、後半は盛り上がる

前半は全然ヴェノムに変身しないし、だらだら説明するようなシーンが目立ちます。1作目だから仕方ないのかなあ…
あと、地球外生命体のヴェノムが地球に残る選択をした理由があまり明確でなかったので、そこがずっとひっかかってましたね。全体的に脚本がとびとびな感じはありました。
ストーリーとしては少し無理やりなところがあるけど、楽しいシーンも多く、続編が楽しみになることは間違いないです。
エディがヴェノムに寄生され、食欲がおさえられなくなり、人間の姿のままレストランのいけすでロブスターをむさぼり食うシーンとか笑いましたね(笑)
余談ですが、エンドクレジット後に流れたスパイダーマンのアニメ映画の宣伝がかなり興奮しました。
次々と新しいものを…
MARVELは飽きさせないなあ。