
どうも!いむるた(@imurutalog)です。
第92回アカデミー賞4部門にノミネートされた映画「フォードvsフェラーリ」を鑑賞してきました。
この映画は、1966年に行われた「ル・マン」というレーシングカーの24時間耐久レースを元にした実話。
レース界の絶対王者「フェラーリ」を倒した「フォード」のドラマを2時間30分で描いています。
時速300キロ以上で24時間走りきるなんて、自分がやると考えたら震えが止まらない。こわすぎる…
「フォードvsフェラーリ」はどんな映画だったのか?まとめていきます。
※ネタばれを含みます
- まるで少年漫画のような「男同士のアツい戦い」
- W主演の2人の演技に吸い込まれる
- シェルビーとケンの友情に泣ける
- イラつくほどのフォードの大企業体質
- レースシーンの爆音、スピード感はぜひ劇場で!
- まとめ:チームで働く大人には特に刺さる物語
まるで少年漫画のような「男同士のアツい戦い」
この映画、ざっくり言うと、
レーシング界最強の王者フェラーリを倒すため、大企業フォードが
・最強のレーサー(ケン・マイルズ)
・最高の車(GT40)
・最高のチーム
を用意して「ル・マン」を制覇する(そのためなら金はいくらでも出す)という話。
W主演の2人の演技に吸い込まれる
レーシングカーの開発に向けて、フォードが目を付けたのがキャロル・シェルビー(マット・デイモン)という男。彼は、心臓の病で引退した元カリスマレーサー。
↓ マット・デイモンが演じるキャロル・シェルビー

そのシェルビーがレーサーとして選んだのが、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)。すぐキレる職人肌の男で、レースの腕だけはものすごい、レースオタク。
↓ クリスチャン・ベイルが演じるケン・マイルズ

シェルビーとケンのタッグで、調子乗ってるフェラーリぶっとばすぞ!
そういうことです。
クリスチャン・ベイルのレース中の顔の演技が最高に良かった!
「一歩間違ったらすぐにあの世行き」の緊張感が伝わってきて、劇場でケツ汗びっしょりになりました。
シェルビーとケンの友情に泣ける
シェルビーとケン、最初は全然ソリが合わないんですね。
それがレースを経て、固いきずなで結ばれるっていう、ドラゴンボール的な展開なんですよ。
殴りあって、コーラで乾杯するシーンなんかは「おじさん同士でなにやってんの!」って感じでしたが、最後の最後でそれもいい思い出だったなあ、と思わせてくれます。
喧嘩してるのにいやな気持ちにならない、トムとジェリーみたいな感じ
車を通じた男同士の友情物語。少年ジャンプが好きな人は絶対ハマる
イラつくほどのフォードの大企業体質
「フォードvsフェラーリ」というタイトルですけど、フォードの派閥内で対決しているシーンが多かったですね。
タイトル詐欺か?
「フォード(シェルビー&ケン)vsフォード(経営陣)」 ですよ。
フォードの上層部が、まあ~余計な事してくれるんですよね。
シェルビーが「レーサーは、ケンにしたい」って言ってんのに、
「彼は広告としてふさわしくない。」とか言って却下したり。
長いものにまかれるため、自分の立場を守るために、レースをないがしろにする姿勢が許せない!
シェルビーが現場を知らないフォードの社長を無理やりレーシングカーに乗せて、フルスロットルで爆走して、社長が赤ちゃんみたいに大号泣するシーン。
あそこはめっちゃくちゃスカッとしましたね。
「知らなかった~!!!!ごめんなさ~い!!!!!」ってね
あのシーンだけ何回も見たいなあ
レースシーンの爆音、スピード感はぜひ劇場で!
企業間の争いや男同士のドラマももちろんよかったんですが、やっぱりレースシーンの迫力がすごい。
ほぼ実写で、実際に車をクラッシュさせたりして撮っているそうです。
・すさまじいエンジン音
・普段感じられないスピード感
これは、劇場で味わうと、もはや映画ではなくスリリングなアトラクションです。IMAXや4DXで見ることをおすすめします。(僕は普通の2D字幕で見てしまった事を後悔してます)
まとめ:チームで働く大人には特に刺さる物語
「企業の思惑」と「個人の希望」の調整、お世辞、内紛、中間管理職の苦悩、などなど。昔も今も同じことに悩んでいるんだなあ、と思わされる映画でした。
やりたいことをひたすらに追求するケンとシェルビーには、胸を打たれました。
全体的な感想は、こんな感じです。
「フォードが大企業大企業してて良かった。半沢直樹みたいだった。」
「レースシーンは映画と思えないほどの迫力。自分も運転してるかと思った。」
「本当にあのバットマンのクリスチャン・ベイル?同一人物?」
見終わったら「H・A・P・P・Y(ワ~~~イ)」と言いたくなる映画です。
気になってる方は、ぜひ劇場で!