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【映画】感想「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」は、フランス版「カメラを止めるな」だと思った

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映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

どうも!いむるた@imurutalog)です。

フランス映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」を観てきたので、感想を書いておきます。

あらすじ、予告、公式サイト

あらすじ

世界的大ベストセラー小説「デダリュス」を世界同時出版するために、9人の翻訳家が集められた。

小説の流出を防ぐために、豪邸の地下室の中で翻訳をさせられる。隔離生活を強いられる9人。

監視の中、厳戒体制にも関わらず、小説がネットに流出。

 

作者、出版社の社長以外は本編を知らないはずなのに、なぜ犯人は公開することができたのか?

犯人の動機は?

この辺が見どころの映画です。

 

ちなみに、翻訳言語は以下の9か国語。日本語がないのが残念。

・ロシア語

・イタリア語

・デンマーク語

・スペイン語

・英語

・ドイツ語

・中国語

・ポルトガル語

・ギリシャ語

予告動画

公式サイト 

gaga.ne.jp

文学的すぎる表現がやや気になる

これは、自分の感性のせいでもあるんですが…

小説の翻訳家どうしのおしゃれな会話が、ところどころ理解できない!w

 

フランス映画って、やっぱり難しいのか?スカッとはしない。

はっきりわからせないもどかしさが、のどに詰まる感じ。

 

フランス映画といえば、「アメリ」がパッと浮かびます。あれも難しかった。

上品で可憐な言い回し。

ほら!受け取れ!これがフレンチ作品だ!わかるよな?的なところはあった。

ネタばらしに次ぐネタばらしは圧巻

この映画、105分しかありません。

前半はやや退屈ぎみですが、後半から狂ったように伏線回収しだすので、105分より短く感じました。

伏線回収の流れは「カメラを止めるな」に近いものがあります。

 

僕は、こういう感情の動きになりましたw

・中盤

「ほほ~、そうなってたのか!」

・10分後

「は?マジかよ!」

・さらに10分後

「ええ~~~~!なんなんだよ、それ!」

・終盤

「うわあ…おいおいおい」

・ラスト

「泣く」

とめどなく多言語が流れる劇場

英語で演じている映画を日本語の字幕で見るのはよくありますよね。

この映画は、「いま何語でしゃべってた?」っていうシーンが出てきますw

フランス語、スペイン語、中国語、英語…

 

それぞれの登場人物が相手の言語に合わせて話したり、自分の国の言葉で話したりを繰り返すので、不思議な感覚になります。

「~ッハ」みたいな発音が入ってたら、フランス語?かな?と、なかなか頭が追い付かない。

スペイン語とポルトガル語は、ほぼ同じに聞こえたなあ。

 

字幕見るのに忙しい映画です。

9か国語わかってたら、めっちゃ楽しいと思う。 そんな人いないだろうけどw

ミステリーだけど、犯人捜しがメインじゃない

これについては、ぜひ映画を観てほしい!犯人が誰かわかった瞬間は、全然おもしろくないんです。

犯人がだれかというよりも、なぜこの小説が流出の標的になったのか?

犯人の目的はなんだったのか?

ここがわかった瞬間に腑に落ちる映画です。

若干、フランス映画独特のクセがありますが、ミステリー好きは必見!